蛍光灯の修理を頼まれました。これからLED照明になるから修理せずにLEDにした方がいいではないかと勧めたが、お客様は同じ商品を複数台持って、こだわりがあり、どうしても修理したいです。
お使いの蛍光灯は古いグロー球と安定器タイプではなく、液晶テレビやモニターと同じようにインバーターにより蛍光灯を点灯します。そのため、インバーターを取り扱う弊社にたどり着いたと思います。
お客様の強いご希望により、修理のご依頼をお受けすることにしました。蛍光灯が到着して電源をつけてチェックすると1回目は30分後ライト消えたが、その後、ほとんど5分ほどで消えます。開けてチェックするしかありません。
基板を確認すると、写真のように真ん中のダイオード下に変色し、過熱で焼付けたように見えます。
このダイオードをはずしてチェックすると正常です。持っている3Aのダイオードを交換してみたら、点灯時間がもっと短く数秒でライトが消えます。仕方なく元のダイオードを戻してチェックしたら、ライトは消えることがなく正常動作するようになりました!
推測ですが、元ダイオードの半田付けが甘くあるいは経年劣化により接点部の接触が悪く、過熱になり、ライト消える原因になるではないか。数回半田付け直すにより接触がしっかりになり、ちゃんと動作するようになりました。
念のために同じ規格の新品ダイオードを交換して修理完了しました。