溶接など、部品を回転させながら作業する工作機械のコントローラーです。入力側と出力側の接続が間違って、一瞬火花と煙が出たそうです。メーカーに修理してもらう場合、結構費用かかります。アナログ回路で、部品のサイズも大きいから、修理できそうで、依頼してきました。
基板の外観をチェックすると、可変抵抗が一個焼き溶けた。まず、これを交換し、入出力の接線を直して、電源入れると、出力側に直流の60Vぐらい電圧があった。やった!ただ、リレーの中に「ガラガラ」の音し、錆びているように見えるからちょっと心配した。取り合えず、使って見た。一応動作するが、モーターの回転が非常に遅い。再度確認すると、出力側の電圧がなくなった。調べたら、出力側にあるセメント抵抗が断線した。
ついでに、リレーも分解してチェックした。多分過電流で、接点も溶けてなくなった。
この2点を交換したら、まだ出力側にちゃんと電圧があって、正常動作するようなった!
今回部品交換に当たり、横浜元町のビンテージパーツ屋さん(有)シンコー電機に結構助かりました。製造終了のパーツで、なかなか見つかりませんが、その店にほぼ同じものがあり、そのまま代用できました。例えば、同じセメント抵抗が置いてあった。元のリレーは2列だが、同じシリーズの3列のものがあった。寸法が同じで、真ん中の1列を倒してそのまま使うことができた。
写真の左側は元の可変抵抗器。同じメーカーの同じ製品が数種類置いたが、抵抗値が違うため、右の代用品を買った。