パソコンなどの修理に常連のお客様から「車のリレーボックスを修理できないか」と打診された。古いですので、部品はもうないため、困っているようだ。水力発電所の電気設計したことがあるので、原理がわかるから引き受けた。
届いて見ると、Taiko PX リレー2個と逆流防止ダイオード2個の非常に簡単なものだ。リレーですので、電圧与えたら、動作するかどうか、動作すると、接点ちゃんと繋いだかどうか確認すれば、良品かどうかわかる。早速確認を始めた。リレーのコイルが断線したかどうか、またはショットしたかどうか確認するために、ダイオードを外して、別々測るようにした。コイルの抵抗は148Ωぐらいで、ダイオードも順電圧 0.5V で、抵抗7MΩぐらいで、問題がなかった。そして、ダイオードを元に戻して、リレーに12V電圧を与えたら、バタバタ動いて、接点もしっかり繋いだ。動作には問題がないようだ。問題はこのリレーボックスではなく、別にあるようだ。修理と言うタイトルだが、実際には不良チェックで終わってしまった。また、提供した型番で調べると、車ではなく、小型の除雪機だった。基板に 「u-shin D7013 YUHSHIN Co., LTD」と書いてあります。