急に20倍以上ズームのネオデジカメに興味ありました。一眼レフに比べて、コンパクトで軽い。気軽に持って出かけるそう。実際に各社の製品を比べたら、動画撮影時、オートフォーカス(AF)は機能するかどうかに気になり、調べてみた。結果は次のとおりです。
電動ズームとAF同時動作機種:
Canon PowerShot SX30is (35x)
Panesonic FZ100 (24x)
Sony DSC-HX100V(30x)
Sony DSC-HX200V(30x)
電動ズームしたら、AF追従しない機種:
Nikon P100 (26x)
Pentax X90 (26x)
Olympus SP-800UZ (30x)
手動ズーム機種:
Fujifilm HS10, HS20 (30x)
手動ズームは撮影しながら、ズームすると結構揺れる。したがって、SX30is と FZ100 に絞りました。実際に試したら、SX30is はワイド側に色収差が目立つ。35倍の最高倍率のため、仕方がないかもしれません。自動補正機能あるかどうか未チェック。超望遠の時、結構暗くなり、カタログのようないい写真を撮りにくい。また、加工方法によるか、レンズ胴の前面レンズ近い先端にほとんどの個体は凹みがあり、新品なのに、傷あるように思われる。以上の理由で、最後にFZ100を選びました。実際に使った感想としては、概ね正解です。24倍の機種ですが、超解像技術により、32倍相当になります。300万画素の場合、画質それほど落とさずに、最大67.4倍(35mm 換算で 1,685mm)撮影できます(デジタルズームを使うとさらに大きい倍率できる)。シャッタースピード 1/160 ~ 1/125 で、手持ちで、月のクレーターもきれいに撮れます(下の写真参照)。
ちなみに、いままでにデジタル一眼レフカメラと300mm、500mm レンズで手持ちでまだこのレベルの月の写真を撮れていません。もっといいレンズ買わないとだめかと思っているところです。しかし、これらのレンズはプロ用で、数十万円または百万円以上です。ただし、現在すべてのネオデジカメの撮像素子は 1/2.3 CMOSで、コンデジと同じのため、被写体の光が弱いと、等倍で写真を見たら、水墨絵のようにノイズだらけになります。75%~50%ぐらいに縮小しないと、見るには耐えません。50%縮小は画素で言うとその2乗の1/4です。すなわち、1,000万画素のネオデジ(コンデジを含む)おおむね250万画素の一眼レフと同じ画質です。明るい被撮体の場合、もっと数値が大きくなります。フォトフレーム、ウェブ、メールと2Lサイズまでの写真印刷用なら、ネオデジでも十分です。フルハイビジョン動画録画、高速撮影など多機能あるため、結構楽しめます。贅沢に言うと、せっかくレンズ口径が大きいなのに、撮像素子のサイズはせめてCanon のS95、G12、リコのGR Digital III などの1/1.7 ぐらいになれば、一眼レフに負けない良いカメラになると気がします。もしかして、一眼レフの市場を保護するために、メーカーはわざわざそうならないようにしているかもしれません。しかし、いずれその時代が来ます。高感度、高解像度センサーの進歩によって、大口径、高価なレンズが必要なくなり、人間の目のように、小さい口径の携帯電話カメラでも高解像度の写真を綺麗に撮れるはずです。
今年(2012年)は SONY の DSC-HX100V と DSC-HX200V を使う機会があった。技術の進歩はほんとうにすごい。ただ一年で、1/2.3 撮像素子でもノイズがかなり少なくなり、静止画と動画はもっと精細になりました。
写真の説明:
2011年6月22日 FZ100で手持ちで撮影。光学ズーム+iAズームで35mm換算で800mmレンズ相当。1千万画素と500万画素で2枚撮ったが、同じサイズにすると画質ほとんど変わらないため、500万画素のものを切り取って、50%に縮小し、アップロードした。