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<p>身の周りに動作不良のバッテリパックが増えている。不良の原因は内蔵回路か、バッテリセルか他にない。一つのパックにバッテリセルが複数あるので、すべて同時に不良になるわけがない。まだ使えるバッテリセルをそのまま捨てたら、<b>もったいない</b>!これらのセルを再利用できないかのために色々調べた。</p><p>ノートパソコン用バッテリパックはほどんど標準のセルを複数使って作っている。例えば、</p><p>Lenovo ThinkPad X60と X61 は4セルシリアルに繋げたもの構造だ。一つの標準電圧は3.6Vで、4つの場合、14.4Vである。また、制御用ICは X60の場合、Texas Instruments の bq29330 と bq8030DBTで、X61の場合、bq29312 と bq80201DBTだ。これらのデータシートを入手すれば、<br />回路はわかりやすくなる。</p><p>Apple の PowerBook G4 チタニウムの場合、8つのセルを使った。二つずつパラレルに繋ぎ、そしてシリアルに繋ぐ。M8511の場合、制御用ICは Texas Instruments の bq2060SS である。</p><p /><p /><p /><p><br />
</p><p><font style="background-color: rgb(250, 255, 255);"></font></p><p><font style="background-color: rgb(250, 255, 255);"></font></p><p>また、<font style="background-color: rgb(250, 255, 255);">東芝 PA2487U バッテリの場合、9つのセルを使い、3つずつパラレルに繋ぎ、そしてシリアルに繋ぐ。</font></p><p><font style="background-color: rgb(250, 255, 255);"><img hspace="0" border="0" align="bottom" src="http://direct-world.com/blog/blogweb/uploads/US17670GR.jpg" /></font></p><p><font style="background-color: rgb(250, 255, 255);">三本一組みで、シリアルに繋がっています。右上1番ピン (+) → 左上 → 左下 → 中下 → 中上 → 右上 → 右下 → 右下1番ピン(-)。実際出力は右上3番は+で、1と2をジャンパーすれば、3番に電圧あります。</font></p><p><font style="background-color: rgb(250, 255, 255);">2本金色温度ヒューズ(G4A50)</font><font style="background-color: rgb(250, 255, 255);">と一番右の黒い部品(温度センサー?)はシリアルに繋がっています。バッテリの左上から右上一番ピンに繋がっています。すなわち、一つ切れば、電路不通になる。</font></p><p>US17670GR の仕様書を見れば、3.7V のようですが、バッテリパックの電圧は10.8V, 4,000mAh なので、一組みはちょうと 3.6V です。定格 1A の3W パワーLEDなら3つ、4時間弱駆動できる計算です。</p><p>測ってみたら、一つのバッテリパックは満充電9.88Vで、一組みは3.25Vである。もう一つはまったく電圧ないです。充電する場合、ランプはオレンジ色からすぐ緑になり、充電しない。回路がおかしいか、バッテリセルが充電できないかもしれません。</p><p>コントローラーICの仕様書を見ると、シリアルに繋いだセルでも、一組ずつ管理している。したがって、一組だめになっても、他のセルは正常に充電できる。実際にだめになったバッテリパックを分解し、セルの電圧を測ったら、満充電の3.6Vのものもあるし、少しあるものもある。更にマイナスのものもある。ほかのセルは電圧高いのに、まず、電圧マイナスのものを疑う。単独で充電できないなら、間違いなくだめになったでしょう。パラレルに繋がったセルは一つだめなら、正常セルがあっても、電圧がでないので、ぱらぱらにして、充電テストした方がいい。</p><p>X60とX61の場合、バッテリはパラレル接続ではないため、セルを一つ、一つチェックするのに適する。</p><p></p><p /><p><br />
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