夢を追い続け

時間がある時に会社の歩みを書こうと思いながら、なかなか時間取れませんでした。しかし、ジョブズ氏の逝去により、早めに書くべきだと思うようになった。
1997年ごろに、弊社はMacintosh Plus (プラス) 〜 ColorClassic (カラークラシック) II などコンパクトマックのアップグレードを盛んにやった。高価にも関わらず、次々に依頼された。市場にコンパクト一体型コンピュータにニーズがあると強く感じた。しかし、そのとき、そのような商品がありませんでした。市場にないなら、自分で作ろう!ジョブズとHPのヒューレットとパッカードの起業史は励みになり、一発奮起で、勤めていった一流大企業を辞めて、一体型コンパクトコンピュータの試作に取り込んだ。それはアップルが最初のiMacを発売する一年前のことでした。
しかし、実際に取り込むと、そう簡単ではないことがすぐわかった。親戚を頼んで、写真のような木でプロトタイプの筐体作ったが、他の部分はどうすればいいか、途方に暮れた。今なら、自社も液晶キットを売っているし、miniATXマザーボードがたくさんある。簡単にコンピューターを組み立てることができる。当時、誰に頼んだらいいか全くわからなかった。結局、あまり進んでないうちに、アップルからiMacを発売した。 その後、日常業務に追われて、開発を断念し、この木の筐体は従業員にベランダーに置かれ、風雨に晒された。
一体型コンパクトコンピューターの夢を打ち破れたが、その後、ADBとUSB切り換えスイッチボックス、PowerMac G4 と iMac G5 の電源ユニット、15と17インチ フルーハイビジョン(1920 x 1080 ) / WUXGA(1920 x 1200) 小型高解像度液晶ディスプレー、「液晶iMacをモニター化キット」などいくつかの製品を開発した。
もちろんこれらの製品はアップルの製品に比べるものにならない。
アップルの発展史をミシシッピ川の壮大の流れと例えるなら、その側に一時ここに書いたような水道ジャックから漏れた水ぐらいの流れがあったことを記したい。

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